Wi-Fi(無線LAN)とは
最近、コンビニやカフェといった場所で、よく目にする「Free Wi-Fiあります」の文字。街中や地下鉄の駅構内、公園など、どこでもパソコンやタブレットがあれば、インターネットを使うことができます。それを可能にしているのが、「Wi-Fi」という技術です。
Wi-Fi(無線LAN)とは?
以前はインターネットといえば、パソコンとモデムをLANケーブルでつながないといけまんでしたが、LANケーブルでつなぐことなく、無線でインターネットに接続できるようにしたのが、Wi-Fiです。Wi-Fiは国際的な規格で国内外問わず利用できるため、海外からの観光客が増えたことにも対応して、街中でも「Wi-Fiスポット」と呼ばれるWi-Fiが使用できる店や施設が増えています。
携帯電話やスマートフォンでもインターネットを見られますが、それは4GやLTEと呼ばれる、電話回線用の通信網を利用しています。使用にあたっては1カ月ごとなど期間に応じて限度があり、限度を超えてしまうと契約内容によって追加で料金がかかる場合があります。
Wi-Fiはそうした制限がなく、通信速度も速いため、画像やメールの送受信、アプリや動画のダウンロードといった、ファイルサイズの大きなものでもサクサクとやりとりすることができることに加え、Wi-Fiを活用することでデータ通信量を節約することもできます。
Wi-Fiと無線LANの違いは?
Wi-Fiと無線LANは混同されがちですが、厳密にいえば意味が異なります。無線LANとはケーブルがなくてもインターネットに接続できるシステムのことで、Wi-Fiは「Wi-Fi Alliance」という団体から認証された無線LANの規格のひとつ。つまり、この認証がある端末同士なら無線LANで接続が可能ということを証明しているものとなります。
このように説明するとWi-Fiと無線LANは同じものだと思うでしょうし、最近では無線LAN全般をWi-Fiと呼ぶケースも増えてきています。両者の違いは「無線LANという括りの中にWi-Fiという規格がある」ということ。今では大半の機器がWi-Fi認証を通っているため、無線LANをWi-Fiと呼ぶことが一般的になり、日常的にいう場合は、Wi-Fiと無線LANは同じ意味であると思っていても何も問題はありません。
Wi-Fiを使うにはどうすればいい?
自宅でWi-Fiを使用する場合にはインターネット回線を契約する必要があり、Wi-Fiに対応した無線LANルーターと呼ばれる機器が必要になります。これは固定電話で言うところの“親機”で、パソコンやタブレットなどが“子機”にあたります。ルーターで設定したIDとパスワードをパソコンやタブレットなどに設定すれば、自宅内のどこでもインターネットを楽しむことができます。
Wi-Fiに関しては、スマートフォンキャリアと組み合わせることで月額料金が割引されたり、申し込み時期に合わせた各種キャンペーンなど、多くの会社がお得なプランを数多く用意していますので、自分の用途に合わせたものを選びましょう。
持ち運びができるモバイルルーターがセットになったものを選べば、自宅でも外出先でもIDとパスワードを設定し直すことなくインターネットができ、外出先でWi-Fiスポットが見つけられなかった場合でもインターネットを利用できます。
また外出先では有料Wi-Fiスポットが追加料金なしで使えるサービスを提供している「NifMo」のような端末も選択肢として考えられます。Wi-Fi接続している間は契約しているLTEデータ通信量とは関係なく使えますので、自宅では無線LANルーターを使い、外出先ではWi-Fiスポットを活用することが、データ通信量を節約するポイントといえます。
ちなみにNifMoであれば、Wi-Fiへの接続は専用アプリの「NifMo コネクト」がWi-Fiの電波を自動検知し、接続を切り替えてくれます。さらにWi-Fiスポットへの接続設定もアプリが自動で行ってくれるので、面倒な作業を行うことなくWi-Fiを利用することができます。
Wi-Fiの活用法は?
Wi-Fiはインターネットの使用だけでなく、さまざまな電子機器を一つのネットワークにつなぐことができます。たとえば、Wi-Fi対応のプリンターであれば、各端末ごとにプリンターを用意しなくても、1台のプリンターで離れたところからや、スマートフォンなどからでも印刷ができます。
また、ゲーム機やテレビなどのデジタル家電をつなげば、スマートフォンやタブレットでリモコンと同じように操作したり、スマートフォンやパソコンに保存している動画や写真、音楽などをテレビやオーディオプレーヤーで楽しむこともできます。