センスウェイ株式会社様
DX/IoTソリューションサービスの提供に欠かせないパートナー
- 用途
- LPWAの一種であるLoRaWAN®の通信用ゲートウェイにおけるサーバへの接続のため。ゲートウェイと接続しているSIMルーターに搭載するSIMとして利用中。
0570-03-3993受付時間 平日10:00~12:00 / 13:00~17:00 ※通話料はお客様ご負担
取材日:2016年05月27日
代表取締役社長:和田森久志様/取締役 企画部長:木田幸恵様/執行役員 経営企画室長:福島成典様
高齢化社会における「あるべき介護・看護の姿」を目指し、事業者様支援システムを開発
私どもは元々、建築用の製図をコンピュータで行う「CAD」ソフトの開発販売を行っていました。本社がある金沢で、地元の介護事業者様から話を聞く機会があり、介護現場の実状(介護需要増に対し国が決める報酬額の低さに起因する人材供給不足)を知りました。
ちょうど同じタイミングで社員の親が体調を崩し、介護というものを自身の問題として深く考えるきっかけとなりました。当事者だけでなく、今後ますます高齢化していく我が国において、高齢者が安心して暮らせると共に介護離職を解消しないと日本に未来はないと強く感じた瞬間です。
何かしなければいけないという思いの下、訪問介護・看護事業者様向け業務効率支援システム「Care-wing(介護の翼)」の開発をスタートさせました。平成23年のリリースから5年間は、システムを販売すると言うよりは、介護事業者様を訪問して何が必要なのか、どうすれば役立つものができるのか、そしてどのようなものであれば現場がストレスなく使うことができるのかといったことをとにかく聞き続け、プロダクトに反映するという作業を繰り返してきました。
介護業界では、IT化が遅れており、多くの業務が電子化されていないケースが多く、いわゆる作業報告書のような訪問介護記録(伝票)や勤怠関係の書類を手書きによって行っていました。どうしても記入や集計などに時間がかかってしまいますし、ミスがあった際は対応に手間がかかります。本当にヘルパーさんが介護を行ったのかの確認もとれない。さらにヘルパーさんが訪問先から報告のためだけにわざわざ事業所を訪れる必要もあります。月末になると、各種保険請求の手続きも重なり、事業所の方々は大変苦しんでいらっしゃいました。
「Care-wing(介護の翼)」は、交通系ICカードなどに使われている近距離無線通信システム・NFCリーダーを使用し、これまで紙ベースで行われていた勤怠のチェックや事務作業をWeb経由で行えるようにするシステムです。徹底した作業の効率化を図ることで、介護事業所のコストを下げることも可能にしました。サービスを受ける方ごとにICタグを発行し、そこに携帯端末をかざすだけで、勤怠報告から、サービス受給者が必要とされている介護プログラムの確認までを、一目でヘルパーさんが行えるようにしたのです。その携帯端末にNifMoを活用させていただいています。
「Care-Wing(介護の翼)」に最適なデバイスのご用意にも丁寧に支援をいただきました。
「Care-wing(介護の翼)」利用には、通信ができてNFCリーダーを搭載したスマートデバイスが必要不可欠ですが、ヘルパー業務に従事している方の平均年齢は比較的高く50代、60代の方も多くいらっしゃいます。その為スマートフォンなどの携帯端末を持っていない方も多く、導入のハードルとなるのが、端末の用意でした。そこで、当社よりアプリのインストールされた携帯端末とセットでサービスを提供しようと決定しました。
しかし、市場ではNFCリーダー搭載端末は高価で且つ限られており、仕入れには手間がかかりました。 そんな中、特にアプリを利用する上では欠かせないNFCリーダーを使える端末の準備について、細部にまでわたって親身にご相談に乗っていただけたのが、ニフティさんでした。 一緒にやっていくパートナーとしてはとてもありがたかったですね。
NFC対応というのは、誰でも簡単に間違いなく操作ができるという面も大きいのですが、不正をさせないという観点からも役立つのです。たとえばQRコードでも代用できるかとは思いますが、QRを読み込む操作を面倒と思う方もいらっしゃいますし、暗いところでは読み取り性能が落ちます。またコピーをするなど不正が発生するケースも考えられます。
しかし、NFCであれば、介護サービスを受ける方専用のICタグを発行し、介護を受ける場所に設置するため、不正防止の観点からも確実性が高いといえます。そのあたりも含め、当社のシステムはユーザーである介護事業者様から信頼を得ています。
株式会社ロジック / 執行役員
経営企画室長 福島成典様
介護業界にも最適なデータ容量プランに期待
本来「Care-Wing(介護の翼)」の利用に必要な端末・回線は利用されるお客様・事業者様でご用意頂くものになります。そのため事業者様によっては高コストになりがちで導入をためらわれる事業者様もいらっしゃいました。また「Care-Wing(介護の翼)」で使う通信容量はごく少量で、7GBといったような大容量のLTEプランは不要でした。
そこでニフティさんにご相談したところ、MVNOならではの価格帯と必要最低限のLTE容量プランでのご提供をいただけました。結果、特定の事業者様では通信コストをおよそ10分の1程度に抑えられる効果が見込めそうです。導入の心理的なハードルになってしまいがちなデバイス・通信コストの問題も、NifMoのおかげで障壁を下げることが可能になりました。
今後は、リリース予定のデータ通信容量をシェアできるプランによって柔軟性が出ると、さまざまな展開が行えるのではと思っています。1人のヘルパーさんが使うデータ容量はものすごく少ないので、たとえば当社がバルク買いで多くのデータ容量を購入し、それを当社のクライアントでシェアすることが可能であれば、介護事業者へより安く「Care-wing(介護の翼)」を提供できると考えています。“介護専用プラン”のようなものがあればうれしいですね。今後は、シェアプランと現状のNifMoプランを活用しながら、市場シェア拡大を目指して活動していきます。
業種 | ヘルスケア・CAD/CG分野でのシステム開発・サービス提供 |
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会社名 | 株式会社ロジック |
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